先日、7月も終盤に差し掛かった頃、町の電気屋さんに新しいエアコンを設置していただきました。これでこの夏は安心です。私の住む家は高気密高断熱の構造なので、冬の暖房機能も気になるところですが、霧ヶ峰エアコンと最新モデルの日立の布団乾燥機があれば冬も安心。そう思っていました。
ところが、その電気屋さんとの会話の中で出てきたのが「アイリスオーヤマ」の名前でした。
正直に言えば、その時まで私は“安かろう悪かろう”な新興メーカーという印象を持っていたのです。失礼ながら、家電業界における信頼や技術力の面では、他社に劣るものと思い込んでいました。

ところが話を聞いていくうちに、その認識は180度覆されました。
アイリスオーヤマは、仙台市青葉区に本社を構える企業。しかも、2012年以降に大手家電メーカー(東芝、シャープ、パナソニックなど)を退職したベテラン技術者たちを大量に雇用し、技術力を武器に急成長してきたのです。
当時、大手家電メーカーは海外勢に押され、リストラが相次いでいました。その中で、アイリスオーヤマは“業界のピンチをチャンス”ととらえたのです。職を失った優秀なエンジニアたちを受け入れ、彼らの経験とアイリスの柔軟な発想を掛け合わせ、独自の家電開発を急速に進めていきました。

上から給水できる加湿器、見た目はシンプルでも使い勝手は抜群。
余計な宣伝文句は少なく、商品は「機能」で語られています。
日々の暮らしに寄り添った家電。その姿勢に、むしろ誠実さを感じました。

見た目で判断してはいけない。
それは人にも企業にも言えることかもしれません。
“高級ブランドじゃないから”という理由で敬遠してしまっていた自分を、少し恥ずかしく思いました。
「安い=悪い」ではない。
“広告で語らず、技術で信頼を得る”。
それこそが本物のモノづくりの姿だと、私は改めて実感しました。
大切なのは第三の視点──
固定観念や偏見ではなく、“知ろうとする姿勢”。
これからの暮らしに役立つ家電を選ぶ際、その視点を忘れずにいたいと心から思います。


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