東北企業、SANYO×Panasonic、アイリスオーヤマ
今や夏真っ盛りの8月。地元の電気屋さんに新しいエアコンを設置していただきました。これでこの夏は安心です。僕の家は高気密高断熱の構造なので、冬の暖房機能も気になるところですが、霧ヶ峰のエアコンと日立の布団乾燥機があれば大丈夫。そう思っていた時のことでした。
電気屋さんとの会話の中で、思いがけず出てきたのが「アイリスオーヤマ」の名前です。
正直に言えば、僕は“安かろう悪かろう”な新興メーカーだと思い込んでいました。技術力も信頼性も、大手には敵わないと。しかし、それは大きな誤解だったのです。
アイリスオーヤマは、宮城県仙台市に本社を構える企業。実は、2010年代以降に東芝・シャープ・パナソニックなど大手家電メーカーからリストラされた技術者たちを積極的に採用し、技術開発を加速させてきました。

中でも僕が驚いたのが、5年間毎年のように使ってきたこのサーキュレーター。価格は1000円台だったと思いますが、エアコンの冷風を効率的に循環させてくれます。
帰宅直後は「強モード」で空気を素早く入れ替え、落ち着いてきたら「中モード」、寝る時は「弱モード」に。特に寝る時は、首振りをオフにして固定運転にすれば、小さなコトコト音も気になりません。

を快適に循環させてくれるのはとても助かります。サイズもコンパクトで、子供がまたいで通れるくらいの高さ。場所もとらず、どこに置いても邪魔になりません。
加えて、お手入れも簡単。前面のカバーと羽根はすぐに取り外せる構造で、ホコリが溜まってもサッと掃除ができます。

ダイヤルは「切」「弱・中・強」「首振り」モードがシンプルに切り替えられる仕様。レビューにもあったように、暗いところではやや見づらいですが、慣れれば問題ない程度です。個人的には「タイマー機能」があれば完璧だと思います。
そして何より、広告を見かけない。なのに売れている。これは、技術と信頼が評価されている証拠です。
たとえばこういったレビューも。
「静音モードは本当に静か。中や強はそれなりの音があるけど、価格を考えれば大満足」
「デザインもシンプルで掃除しやすい。冷暖房と併用すれば快適度アップ」
「部屋干しの洗濯物も、静音で首振りにしておけばしっかり乾く」
「最弱モードは本当に静かで寝室用にピッタリ。8畳の部屋でも十分に風が行き渡る」
僕が思うに、アイリスオーヤマの凄さは「無名では終わらない静かな格上げ」にあります。
かつてSANYOやPanasonicで活躍した人たちの技術が、今も静かに息づいている──そんな背景を知ってしまったら、もう「安かろう悪かろう」とは言えません。
広告よりも、技術で語る姿勢。
それは僕がREYSのプロテインを紹介するときや、MacBookの話をするときにも共通する信条です。
このサーキュレーターも、きっと来年の夏・冬になっても、静かに活躍してくれるでしょう。
その記事を締める言葉として:
派手さではなく、信頼で選ばれるモノは、きっと、長くそばにいてくれる。
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