無印に行ってきました(後編)

無印良品
選んだのは、暮らしを整えるための道具たち。 無印良品の袋には、静かな決意が詰まっていた。

──袋の中にあった、私のリズム

いつもより多めに買った日のことを、覚えていたいと思いました。
袋の中には、グラス、コースター、コルク、布。
どれも主張しないけれど、手に取った瞬間に“あ、これだ”と思えた道具たちです。

コースターは4種類。それぞれ質感や色味が違っていて、使う場面を想像しながら選びました。
深いネイビーは夜に、チェック柄は朝に。
そんなふうに、時間帯ごとに合わせてみるのもいいかもしれません。

グラスは無印らしい、癖のないデザイン。
水でもお茶でも、少し丁寧に注ぎたくなる。
「特別じゃないけど、気に入っている」──そんなものが、暮らしの中にひとつあると安心できます。

コルクの丸いかたちも気に入っています。
表情を選ばず、いつものグラスを少し柔らかく見せてくれる。
こういうものを選んだ自分を、ちょっとだけ誇らしく感じるのは、不思議な感覚です。

袋の中身はたしかに多かった。
でも、ただの“買いすぎ”とは違いました。
ひとつひとつが、今の自分の生活に必要だと思えるものだったからです。

暮らしに加えたかったのは、ものじゃなくて、
その道具を通して感じる“自分らしさ”のようなものだったのかもしれません。

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