
毎日の食事の中で、「オメガ3」や「オメガ6」といった不飽和脂肪酸を意識して摂っていらっしゃいますか
不飽和脂肪酸とは、かんたんに言えば「体に良い油」のことです。
血液の流れを良くしたり、悪玉コレステロールを抑えたり、脳の働きをサポートする役割もあります。
私たちの健康を内側から支えてくれる、大切な栄養素のひとつです。
一方で注意が必要なのが、「飽和脂肪酸」や「トランス脂肪酸」の摂りすぎです。
これらは肉の脂や加工食品、マーガリンなどに多く含まれており、摂取量が多くなると動脈硬化や心臓病などのリスクが高まると言われています。
昔から「脂っこいものを食べすぎると早死にする」と言われてきたのは、飽和脂肪酸の過剰摂取による影響が大きいと考えられています。
そんな中、健康意識の高い方々の間で注目されているのが、「ナッツのある暮らし」です。

もちろん、オメガ3といえばさば缶やいわし缶などの青魚が代表的です。
ただし、実はくるみなどのナッツにも、オメガ3が豊富に含まれています。
たとえば、くるみ100gあたりには約9gのα-リノレン酸(植物性オメガ3)が含まれており、
植物由来の脂としては非常に優秀な存在です。
ナッツはそのまま食べられる手軽さがあり、無塩・無添加のものを選べば、間食としても安心ですし、サラダやヨーグルトに加えても美味しく召し上がれます。
🥜豆知識:ピーナッツは“ナッツ”ではありません
ここで少し豆知識をお伝えします。
名前に「ナッツ」と付いているピーナッツですが、実はナッツ類ではありません。
ピーナッツはマメ科の植物で、分類上は豆類になります。
一方で、アーモンド・くるみ・カシューナッツなどは、**樹の実から採れる“本物のナッツ”**にあたります。
ナッツは、1日ひとつかみ(約25g)を目安に、無理なく取り入れるのが理想です。
「良い油」を少しずつ、毎日摂ること。
それが、食習慣から健康を整える第一歩かもしれません。
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